土壌分析と対策について
エコノーサン宮林では、土壌分析を行い、最適な農産物生産方法をアドバイスする業務を行っています。
こちらの分析結果と対策方法は、一般的な対策法であり、実際は他の数値結果と総合的に判断してアドバイスいたします。
PH
標準範囲は、5.5~6.5です。
7以上になると微量要素(鉄・マンガン・銅・亜鉛など)の欠乏になります。
肥料や堆肥を施用すると約0.5下がります。
CEC
土質によって決定され、肥料を保持する力を表します。
標準範囲は15~25です。
大きいほど肥料を保持する量が多くなります。
堆肥(有機質)やゼオライトの施用によって高めることが可能です。
有効態リン酸
一般的に30あれば十分ですが、過去に熔リンや骨粉などの施用歴のある土壌はク溶性りん酸も含まれますので数値を無視し、水溶性リン酸堆肥(過リン酸など)を慣行通り施用して下さい。分析によって年々数値が増加している場合などは施用量を減らすことが可能です。
リン酸吸収係数
土質(火山灰の影響)によって決定され、高いほどリン酸が効きづらい土壌です。有効態リン酸が十分ありかつPHが中性付近であれば問題ありません。
堆肥(有機質)やゼオライトの施用によって低くすることが可能です。
置換性石灰
その土壌に保持されているカルシウムの量をあらわします。
標準範囲は、200~350ですが、土壌の保肥力によっても変化します。
リン酸が残留して数値が高い場合は、リン酸と結合して不溶性の石灰となります。
置換性苦土
その土壌にほじされるマグネシウムの量を表します。
標準範囲は、20~35ですが加里と同量かそれ以上が望ましい数値です。
置換性加里
その土壌に保持されているカリウムの量を表します。
標準範囲は、20~35ですが苦土と同量かそれ以上が望ましい数値です。
家畜糞尿堆肥の施用うあ稲ワラのマルチなどは、過剰になる傾向にあります。
塩基飽和度
保肥力(CEC)に占める置換性塩基(石灰・苦土・加里)の総量を表します。
100以上の場合は、保肥力強化が必要です。
EC (電気伝導度)
窒素成分の残留を推定します。
高ければ残留窒素(硝酸態窒素)が多いと判断されます。
0.4以下あれば問題なく慣行通りの窒素の施用を行い、1.0以上であれば窒素の施用を中止し作物の様子を観察しながら追肥程度に施用します。
一般に露地では問題ありません。
こちらの分析結果と対策方法は、一般的な対策法であり、実際は他の数値結果と総合的に判断してアドバイスいたします。
7以上になると微量要素(鉄・マンガン・銅・亜鉛など)の欠乏になります。
肥料や堆肥を施用すると約0.5下がります。
標準範囲は15~25です。
大きいほど肥料を保持する量が多くなります。
堆肥(有機質)やゼオライトの施用によって高めることが可能です。
堆肥(有機質)やゼオライトの施用によって低くすることが可能です。
標準範囲は、200~350ですが、土壌の保肥力によっても変化します。
リン酸が残留して数値が高い場合は、リン酸と結合して不溶性の石灰となります。
標準範囲は、20~35ですが加里と同量かそれ以上が望ましい数値です。
標準範囲は、20~35ですが苦土と同量かそれ以上が望ましい数値です。
家畜糞尿堆肥の施用うあ稲ワラのマルチなどは、過剰になる傾向にあります。
100以上の場合は、保肥力強化が必要です。
高ければ残留窒素(硝酸態窒素)が多いと判断されます。
0.4以下あれば問題なく慣行通りの窒素の施用を行い、1.0以上であれば窒素の施用を中止し作物の様子を観察しながら追肥程度に施用します。
一般に露地では問題ありません。
更新日: 2019/04/05 (金)